「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書が厚生労働省より公表されました。
この報告書を基に、平成26年度中に大臣告示が予定されています。
詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。
→厚生労働省ホームページへ
【主な改定のポイント】
-
策定目的に、生活習慣病の発症予防とともに「重症化予防」を加えたこと
・エネルギー・栄養素と生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病)の発症予防・重症化予防の関連についてレビューを行い検討。
-
エネルギーについて、指標に「体格(BMI)」を採用したこと
・エネルギーの摂取量および消費量のバランス(エネルギー収支バランス)の維持を示す指標として、体格(BMI:body mass index)を採用。
・成人期を3つの区分に分け、目標とするBMIの範囲を提示。肥満とともに特に高齢者では低栄養の予防が重要。
-
生活習慣病の予防を目的とした「目標量」を充実したこと
・ナトリウム(食塩相当量)について、高血圧予防の観点から男女ともに値を低めに変更。
18歳以上男性:2010年版=9.0g/日未満 → 2015年版=8.0g/日未満
18歳以上女性:2010年版=7.5g/日未満 → 2015年版=7.0g/日未満
・小児期からの生活習慣病予防のため、食物繊維とカリウムについて、新たに6〜17歳における目標量を設定。