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2013.06.26
「健康な食事」のメニューを示す―厚生労働省検討会で決定
24日、都内で開かれた厚生労働省の検討会にて1回の食事ごとの食品の摂取量基準を新たに作り、惣菜などを活用した「健康な食事」の具体的なメニューを示すことが決定しました。
これは外食や市販弁当の利用者が増え、栄養のバランスが偏っていると指摘されたもので、この中で外食・市販弁当・惣菜を買って家で食べる中食が年々増加傾向にあり、食事支出全体の3割〜4割を占めている事、一人暮らしの高齢者増加によりコンビニエンスストアの宅配サービス利用が拡大していることなどが報告されました。
国は1日に必要なたんぱく質・ビタミンなどの栄養素摂取量については基準を設けていますが、1回の食事毎の目安はありません。
委員からは「何をどれくらい食べればいいのか分かりづらく、栄養バランスの偏りにつながっている」といった指摘が出ました。
検討会では1回の食事で野菜や魚などを何グラム食べればいいかといった新たな基準を作り、惣菜や弁当を活用した「健康な食事」の具体的なメニューを示すことを決めました。
基準を満たした惣菜や弁当などを認証する新たな仕組みについても検討を進め、1年後をめどに報告書をまとめることにしています。